レナ「こんなところに洞窟が……」
レナ「きっと隠しダンジョンね！」
バッツ「違う」
バッツ「ボコ、この先は危険だ。お前はここで待ってろ」
ボコ「クエっ！」
レナ「じゃ、私も待ってるから」
ガラフ「頑張れよ、バッツ！」
バッツ「なんで俺だけ行くんだよ！」
バッツ「あの泉は……」
？？？？「倍率ドン！ さらに倍！」
バッツ「……大橋巨泉？」
レナ「このスイッチを押せば扉が開くのよね」
ガラフ「……」
レナ「どうしたの？」
ガラフ「こういう時は『開けゴマ』じゃないのか」
レナ「……どうでもいいことは覚えてるのね」
バッツ「あれは……？」
じーっ
バッツ「今の船………？ 風も無いのにどうやって走ってるんだ……？」
レナ「きっと内燃機関を積んでいるのよ。いわゆるエンジンね」
バッツ「世界観考えろ」
バッツ「ここは海賊のアジト……ってことは、さっきの船は海賊船か？」
レナ「偵察中の海上保安庁の巡視船かもしれないわよ。いえ、あるいはタイムパト……」
バッツ「何を言ってるか皆目見当がつかんが黙れ」
ガラフ「あれはレイディラック号じゃないか」
バッツ「別ゲームの話のような気がするが黙れ」
レナ「乗せてもらえないかしら？」
バッツ「相手はパイレーツ オブ カリビアンだぜ」
レナ「ここはカリブ海じゃないわよ」
バッツ「じゃあパイレーツ オブ タイクーンか」
レナ「そういう問題じゃないけどね」
レナ「乗せてもらえないかしら？」
バッツ「相手は海賊だぜ」
ガラフ「ならば、こっそり頂くとするか！」
レナ「じゃあ、私たちに迷惑がかからないように、一人でやってね♪」
ガラフ「……」
レナ「どうやら見つからずに船に乗り込めたみたいね」
バッツ「よーし、出発だ！」
し〜ん……
ガラフ「バッツ、どうしたんじゃ？」
バッツ「……これで俺も犯罪者かなーって思うと、な」
ガラフ「気持ちはわからんでもないが……」
ファリス「なにしてる！」
ガラフ「船を盗もうとしてたんじゃ！」
ファリス「いや、そんな胸張って言うなよ」